
英語が苦手でも、解決策は必ずある
英語が苦手な高校生の対策
苦手な英語を避けて通れない大学受験
英語の文法が苦手でなくなる
目次
1.英語の克服方法
2.高校で英語はこれさえやれば点数アップ
3.大学受験の英語は学習順序を工夫する
4.この3つが分かれば英文法は理解できる

1.英語の克服方法
1-1なぜ英語が苦手なのか
結論から云いますと、苦手の原因は、コミュニケーションツールとしての英語が、義務教育の一環としてあなたに接してきたからなのです。
言い換えると、英語との出会いが、あなたの必要からではなかったこと。
「日本語能力がないことが英語も苦手にしている」という考えもあります。
確かにそれを否定はしないのですが、

学問とか、能力以前に、英語がコミュニケーションツールであることも事実です。
あなたが日本語の環境で生まれ、生活を共にする親兄弟と、日本語でコミュニケーションをとっていたら、果たして、日本語は苦手だと云っているでしょうか。
国語、数学、理科、社会、英語(外国語)という義務教育において、大人から「教育」を受け、子であるあなたは「学ぶ」関係性の中で、学問として英語を認識させられ、コミュニケーションツールという概念が二の次になっているからです。
1-2英語は単なる手段のひとつ
英語を「勉強」とか「学問」として捉えなければ、苦手意識が遠ざかります。
英語は「言葉」。「言葉」は、生涯にわたり、広く、あらゆる事柄に繋がる可能性を秘めていています。

苦手という枠にはめられてるなら、そこから脱出すれば良いだけです。
英語に限らず、日本語以外の世界を知れば、人生での拡がり方ははかり知れないのです。
英語が、あなたにとって、人やモノとのコミュニケーションツールならば、この先の人生において、物凄い、メリットが待ち受けています。
情報量が増える、選択肢が増える、収入が増える、
好きな場所で暮らせる、海外の人とコミュニケーションができる、
他人の考え方を知ることができる、海外の友達ができる、
自分の考え方に幅ができる、国に依存しない生き方ができる、
高校、大学生は就職に有利、社会人は給料アップ、転職の強みにできる、など。
ハリウッド映画が好きな人は、英語が分かれば、字幕に頼らずとも映画が楽しめます。
別記事 英語の映画を活用した勉強法とは で解説
英語が思うように上達しないけれど、映画を観て英語学習になるの?
確実に英語が上達するには、映画をどう活用したら良いか。
ここでは、英語学習に映画が使える理由、その勉強方法を簡潔に説明。
また、転職で求められる英語がどのようなものかについて、「失敗しない転職活動のポイント」で説明しています。
どうでしょうか。つまり、人生の自由度が増すと思いませんか。

私は、たまたま、子供時代に、海外生活を経験した事がきっかけでした。
今思えば、私の場合、日本に住む他の日本人とは異なり、その時点から、人生の自由度が広がっていたのです。
このように、人生の自由度を広げて行くには、英語との向き合い方を変えてみる。
学問ではなく、生活の一部として考えてみる。

1-3コミュニケーション・ツールとしての英語
コミュニケーションの基本のひとつに、人との会話があります。
しかし、英会話に自信があるか日本人に聞くと、そうでない人が大半です。
なぜ、自身がないかというと、完璧でないから英語で発声するのが恥ずかしいとか、失敗が許されないとか、適当ではダメとかいうように、様々な心理が、英会話上達の妨げになっています。
その背景には、語学の観点で、英語と日本語は文法が離れ過ぎているという点があるでしょう。

「コミュニケーション」と「文法」は別に考えて良いものです。
学問としての英語でないから、その縛りから解放されて良いのです。
下手な発音、自分がネイティブではないこと、間違った文法よりも、伝えるコミュニケーション力の方が、よっぽど重要です。
コミュニケーションツールとしての英語については、別の記事で説明していきます。
2.高校で英語はこれさえやれば点数アップ

高等学校教育で必要となる英語は、義務教育の範疇ではなくなり、「高校英語」という学問捉えて考えましょう。
これも結論から云いますと、単語力と語彙力です。
英会話や英語をコミュニケーションツールとして使うとか、もってのほかです。
上述1とは正反対なことを云っている、とお叱りを受けそうですが、すみません、それが現実なのです。
問題は、あなたが高校生で、なぜ、苦手と思っている英語を克服しなければならないか、というところがポイントです。
そこには、英語を避けて通れない、目標が次のステップにあるからにほかなりません。
克服するには、単語力と語彙力をひたすら覚えること。
単語や語彙の覚え方のコツですが、数ある中から単語帳は1種類、1冊に絞るべし。
なぜならば、別の単語帳では、その単語帳の特徴で勉強が進むようになっているため、覚え方に統一性がなくなるからです。
いろいろあった方が勉強になると思い、私は複数買ってしまった結果、注意散漫から、単語力や語彙力で遅れをとった経験は、今でも後悔しています。
注意:ただし、東大や京大、国立医学部を目指す人は除きます。それ以下ならば、この方法で十分です。
3.大学受験の英語は学習順序を工夫する
英語が嫌いな人、苦手な人、点数が伸びない人は、一度、立ち返って、リスニングと長文読解の勉強法を見直してみましょう。
ここまで順番に記事を読んできたあなたなら、できます。
結論は、長文問題に慣れている人は、良い結果が出せます。

言葉って、聴くところからがスタートではないですか。
赤ちゃんも、先ず言葉は聴くところからスタートですから。
効果的な勉強法として、リスニングで耳を鍛えてから、長文読解にトライする、という順番に変えてみませんか。
①リスニング:ボキャブラリーを聴き取る力を強化し、話し手が何について語っているかの理解力がつきます。
②長文:正解の探索力がつきます。長文設問に回答するために、その情報が書かれている文中の場所を絞っていきます。
リスニングと長文の共通点は、文章構成の基礎力が向上するところがポイントです。
余談ですが、聴くだけの勉強法って、昔から有りました。ちょっと古いですが「睡眠学習」。布団に入って、枕のことろにあるスピーカーから睡眠中に英会話が聞こえてくる、とか。
最近では「スピードラーニング」が有りますね。一定の学習効果があるから、今でもやる人がいるのでしょう。
一旦、気分転換レベルで良いので、リスニングをやりましょう。

私は、このやり方で、長文とリスニングの両方ができるようになりましたよ。
長文読解は、問題と設問のパターンを覚えるために、数多く、問題を熟す、そして問題慣れする。
問題慣れが出来てないと、一旦、分からなくなる、あるいは、集中力がなくなると、思考停止になってしまうのです。
つまり、ここで、練習量がものをいうのです。はっきり言って、英語能力というよりは、受験能力です。
練習量があれば、問題のパターンを体得していますので、仮に一瞬思考停止になっても、「脳みそ回路の復旧」が早いです。(経験あり)
パターンを理解し、何が問われるているかが分かってしまうところまでいけば、もう全然恐れる必要はありません。
これに2で述べた「単語力」と「語彙力」が加われば、さらに英語力は増します。

4.この3つが分かれば英文法は理解できる
生い立ちは帰国子女で、現地語、自宅では日本語を話していました。社会人になってからも米国駐在や長期出張はありましたが、現地生活で必要な英語のリスニング、スピーキング、リーディングはマスターしていても、業界で使用する英語は限られます。業務で使用する、つまり文書、メール、電話などで使用する英語の語彙が限られるため、英語力という観点では、意識的に語彙を増やす勉強をせずに進歩はないと思っています。
英文法が理解できない3つ理由
・5文型のルール
- SV 主語+動詞
- SVC 主語+動詞+補語
- SVO 主語+動詞+目的語
- SVOO 主語+動詞+目的語+目的語
- SVOC 主語+動詞+目的語+補語
世界でも難しい日本語を話す日本人からすれば、本来このような構造を考えながら日本語は使用しません。
これよりさらに複雑な文法構造で、知らず知らずの間に、日本語を私たちは使っているからです。
日本語を話すとき、この英文法のようなルールは考えていないはずです。
上の5パターンを覚えるというか、理解すれば、苦手は一つ減り、次の苦手を無くす手がかりになります。
・文と文の区切り
私もこれが苦手です。英文を区切る。つまり、「英文」と「英文」のつながり方が見えていないと。そこで分からなくなってしまいます。
なぜなら、そこに構文が入っているから。構文を覚えていないと、どこで区切りがあるか見えてこないのです。
たとえ、構文を知らなくても、単語力、語彙力、英文法の構造を理解していたら、ある程度はこなせますが、構文を覚えてしまう方が手っ取り早いかもしれません。
・単語の成り立ち
一つの単語を覚えるのと同時に、その変化の仕組みやルールを知りましょう。
例えば、形容詞、副詞、名詞。この単語の変化する仕組みさえ知っておけば、あとはその応用だけであって、何もすべての単語を覚える必要性は有りません。
ネイティブもいちいち覚えているのではなく、変化するルールを知っているから、状況に合わせ、知っている単語を変化させているだけなのです。
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